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日本に住んでいた頃、フランスで発刊されているインテリア雑誌「ELLE DECORATION」や「marie claire idees」のブリコラージュの特集ページを読みながら「素敵だけどこんなの雑誌のなかでしかありえない」「自分で壁や家具を塗り替えるなんてぜったい私には無理」と感じていました。
ところが最近では、蚤の市で見つけた家具を好みのカラーに塗り替えるのを手始めに、夫と一緒に壁面をペンキで塗り替えたりするようになりました。これがやりだすと、とっても楽しく、すっかり私も今では、ブリコラージュ(日曜大工)が生活の一部になっています。
フランスでは、多くの人が持ち家に拘らず借家でも、自分次第(努力次第?!)で好みの部屋に変身させています。例えば、壁紙の張り替えや壁の塗り替え、台所やトイレなどのタイル張り、床の張り替えから、様々な器具の取り替えなど、自分の力量次第で思いのまま。ブリコラージュが好きな人達は、大きな改修や改装以外は、プロの業者を通さずに自分達でしてしまいます。(貸家のアパルトマンの場合、改修や修理は前もって大家さんの許可が必要です。)
家具なども、部品と製図の入った箱が売られていて自分で組み立てるものも多く、初めは何かと戸惑いますが、ブリコラージュに関する情報やショップが街じゅうに沢山あるので、ちょっとしたアート感覚で楽しんでいます。
また水漏れなどの配管や電気まわりのトラブルが日常茶飯事のフランス。数十年から数百年前に建築された住居に住むのが当たり前というパリでは、こういったトラブルがつきものです。そんな時の修理も、自分達でしなければいけない場合が数多くあります。
というのも、修理屋に頼むといつ来てくれるかも解らなかったり、せっかくランデブーを取り付けても当日修理に来てくれないという場合が多いのです。時には、水漏れで大変なことになっているのに修理屋さんが来てくれるのは二〜三週間後なんてことも現実にあります。こんな風に書いてしまうと、なんていいかげんな国民性と思われがちですが、古い建築内でトラブルが絶えず起こり、大きな改修工事などで大忙しの修理屋さんは、ちょっとした小さな修理の約束など忘れてしまいがち。そしてずっと予定が詰まっている為、すぐに修理に来れる事自体が稀なので、それならよっぽどできないという以外は、自分でやってしまえ!となってしまうのです。
パリでは、「手先が器用」も住む必須条件の一つかもしれませんね?
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